測量士補試験が合格したら何をしたらいいの?

合格発表 測量士補

試験から約2ヶ月近く後に当たる7月上旬頃に試験の結果発表があります。

(但し、令和2年度の合格発表に関しては新型コロナ感染症の影響で、令和3(2021)年1月18日に発表されました。)

ここでは、試験の結果通知の流れからその後の手続きについて述べていきたいと思います。

 

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結果発表!

試験終了後、約2ヶ月後くらいに国土地理院から結果通知書が郵送されるとともに、国土地理院のホームページに合格者の番号が掲示されます。

郵送されてくる通知書には、合格者には合格通知書が同封しており、不合格者には試験の結果の点数が送られてきます。

また、国土地理院のホームページには、その年の問題と解答が掲載されています。

 

結果通知

(注:イメージです)

 

合格したら忘れずに手続きするものとは?

めでたく合格したら、まずは試験勉強に協力してくれた家族や会社や友人たちに感謝しましょう。

そして、測量士補として国土地理院に登録することが必要となります。

登録案内が合格通知書と一緒に送られてきますので、それに沿って申請を出しましょう。

この登録をすることにより測量士補としての業務が出来るようになります。

 

測量士補の登録の申請

さて、いよいよ測量士補の登録の申請を行うことになります。

必要となる書類などについては、国土地理院のホームページの中にある「測量士・測量士補の登録に関する案内」に載っています。

このページには測量士、測量士補の申請方法が書いてあり、更に試験の他に学校を卒業した場合についても一緒に載っていて分かりにくいので、測量士補の試験で合格した場合の申請方法を書いていきます。

資格要件

測量士補を試験で合格したので、「測量法第51条第4号」の要件になります。

登録料

測量士補に登録するには15,000円必要です。

支払い方法は「収入印紙」又は「国税収納金整理資金納付書」で支払いますが、収入印紙のだと登録申請書に貼付するだけなので手軽です。

高額の収入印紙を送付するのが心配な方は納付書での方が良さそうです。

郵便局などで手続きが出来ます。

必要な書類

測量士補登録申請書は、国土地理院のホームページにWord形式であるので、ダウンロードをして使用します。

この申請書は手書き若しくはパソコンでを記入していきます。

ただし、署名は必ず手書きで記入します。

 

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記入方法

全部で2ページあるので、それぞれに記入します。

1ページ目

  • 「測量士」を2重線(====)で削除(3カ所あるので全て記入)
  • 「住所」は、現在の住所を記入
  • 「氏名」は、必ず自筆で署名をする
  • 「イ」欄の「氏名」「フリガナ」「性別」「生年月日」を記入。生年月日は、和暦で記入する。
  • 「専門とする分野」は、現在業務で行っている測量の分野を記入。該当しなければ空欄でも大丈夫です。
  • 「事務所又は業務書」は、現在勤めている会社の名称、住所、業務内容を記入。測量と関係ない分野は記述しなくても良いそうです。
  • 「ロ」欄の「測量士補となる資格」は、右端の「同法第51条該当者・第4号」の欄に○を記入
  • 「備考」欄に連絡先の電話番号を記入
  • 右上のボックスに登録料の「収入印紙」を添付

2ページ目

  • 「ホ」「測量士試験・測量士補試験」欄は、「合格証書日付」と「合格証書番号」を記入します。これは、合格通知書に記載されています。

返信用封筒

無事に登録されると登録通知書が発行されます。

この書類を郵送するための封筒を同封します。

この封筒は定形で大丈夫です。

封筒に返信先の郵便番号、住所、宛名を記載し、84円切手を貼付します。

 

準備が整ったら

これらの書類を揃えたら、封筒にまとめて国土地理院に簡易書留で送付します。

あとは、1から2ヶ月後くらいに登録通知書が送られてきます。

なお、合格発表直後に申請を出すともう少し掛かるようです。

ちなみに自分は、測量士補の登録が必要だというのを知らず、転職後に登録が必要だと教えられて慌てて申請書類を提出。

合格してから約1年後に経っていましたが、5月に申請を出して6月頃に登録通知書が送られてきました。

測量士補の登録は忘れずに行いましょう。

 

残念ながら不合格だった場合

残念ながら不合格の通知が来てしまった場合、また次年度の試験に向けて勉強していくことになります。

まずは、国土地理院のホームページに掲載された試験問題の解答をみて答え合わせをして、どの分野が駄目だったのか傾向を見ます。

あとは、また独学でチャレンジするのか、今度は別な方法で勉強するのか判断します。

どの方法がよいのかは、別の記事に書いてますので参考にしてみてください。

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測量士補試験の勉強方法は何がいいのか?

 

合格通知が届いた7月からじっくり勉強をしていけば、次は良い結果が生まれるかと思いますので、頑張っていきましょう。

 

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